海辺の巨大な写真美術館『フォトグラフィスカ』

海辺の巨大な写真美術館『フォトグラフィスカ』

バルト海を望む抜群のロケーションに建つ、およそ100年前に建てられた工場をリノベーションしたというアール・ヌーボー様式の建物が、写真美術館・Fotografiska(フォトグラフィスカ)。
ここは2010年にオープンしたまだ新しい施設ですが、2500平方メートルという巨大なスペースに、アニー・リーボヴィッツやサラ・ムーンといった超有名写真家がワークショップや展覧会を行うという今注目のアートスポットです。
二人とも写真が趣味ということもあり、ここに行くのをとても楽しみにしていました。

ガムラ・スタンの街並みとフェリーグスタフスベリからバスでスルッセンに戻ってきて、海沿いの道を歩くこと約10分。
この日の気温は18℃。少し肌寒く感じますが、ガムラ・スタンの美しい街並みや、バルト海に浮かぶ大きなフェリーを眺めながらの海辺の散歩はとても気持ちがいいものです。

Fotografiska到着すると、何やら不思議なオブジェがどーんとあります。なんか…卑猥…w
美術館の前にはオープンテラスカフェを発見。中にもレストランがあるのですが、気持ちがよいのでここでランチすることにしました。

シュリンプサンドカフェはセルフサービス式で、フードはオープンサンドとサラダが数品ずつあります。
こちらはスウェーデンの名物料理、シュリンプのオープンサンド。日本ではIKEAのレストランにもありますよね。
北欧のサンドイッチはオープンサンドが主流のようで、見た目もとてもきれいで食欲をそそられます。
マヨネーズとレモンのシンプルな味でさっぱりしていました。

サーモンサラダこちらはサーモンサラダ。注文してみたら、サラダのお皿と番号札を手渡され、不思議に思いながらも待つこと数分。お兄さんがこのサーモンをどーんと持ってきてくれました。
岩塩とコショウだけで味付けして焼いたごくシンプルなものなのに、とにかく脂がのっていてジューシー!
北欧のサーモンって、本当に全然違います。うまー!って叫ぶほどです(笑)

サラ・ムーンのポスターカフェには過去に開催された展覧会のポスターが。こちらはサラ・ムーンのもの。
オープンカフェは、もちろんですが夏季のみの営業だそうです。

Fotografiskaお腹も満たされたところで、いざ入場。
フォトグラフィスカでは常時3つの展覧会が開催されていますが、入場料は一律ですべての展覧会を見ることができます。大人は110SEKです。
チケットは感熱紙にバーコードがプリントされていて、これをスキャナで読み取るとゲートが開く仕組みになっています。さすが先進的ですね。

この日はロンドンオリンピック開催中ということで、1階では昔のオリンピックの写真展が開催されていました。スウェーデンの選手が中心なのですが、中には日本の選手の写真なども。貴重な写真がたくさん見られました。
上の階では、現代の新進フォトグラファーの写真展が開かれていました。こちらはエログロありで、日本ではNGなのでは…というような写真もけっこうあり。普通に子供連れの女性がいたのには驚きました…。

最上階のレストラン最上階にはレストランがあります。一面ガラス張りになっていて、バルト海が見渡せる絶好のロケーション。料理もおいしいので、このレストラン目当てに来るお客さんもいるのだとか。

Fotografiska階段の踊り場には、今人気の写真家たちのポスターが飾られています。細かいところもおしゃれ。

Fotografiskaのロゴフォトグラフィスカのロゴ。
1階にはミュージアムショップがあり、こちらの充実ぶりには目を見張るものがあります。
日本ではなかなか手に入らないような海外の有名写真家の作品集もずらりと並んでいますので、写真好きなら見逃せませんよ。

Fotografiska(フォトグラフィスカ)
住所:Stora Tullhuset Stadsgårdshamnen 22 , 116 45 Stockholm
TEL: +46 08-50 900 500
交通:地下鉄Slussen駅から徒歩約10分
日〜水 9:00 – 21:00
木〜土 9:00 – 23:00
http://fotografiska.eu/


より大きな地図で 北欧triP ストックホルム MAP を表示