円形の書棚が美しい、ストックホルム市立図書館

円形の書棚が美しい、ストックホルム市立図書館

ストックホルム市立図書館(ス:Stockholms Stadsbibliotek 英:Stockholm Public Library)は、是非行ってみたい場所のひとつでした。
地下鉄17、18、19番線のRådmansgatan駅下車、片側2車線の少し大きな通りSveavägenを北西方向に進むと、徒歩3〜5分で進行方向左前方にレンガ色の建物が見えてきます。
四角い土台の上に円柱を乗せたようなこの建物こそ、ストックホルム市立図書館です。

ストックホルム市立図書館は1928年に開館。設計は「スウェーデンの建築の父」とも呼ばれるエリック・グンナー・アスプルンド(Erik Gunner Asplund / 1885-1940)です。
今回の旅では訪れませんでしたが、ストックホルム郊外にある森の火葬場(Skogskyrkogården)のランドスケープ計画にも携わっておられます。

ストックホルム市立図書館Sveavägenの通りに面した正面玄関はなだらかなスロープが建物に向かって伸びていて、スロープ横の壁には図書館名と設計者であるアスプルンドの名前があります(ARKITEKT GUNNER ASPLUND=建築家 グンナー・アスプルンド)。
使用されているフォントはGill Sansだと思われ、これが設置された年代は調べられていないものの、1928年の図書館開館時だとするとフォントが制作された時期と重なるため、新しいフォントを積極的に使ったのかもしれないということになります。

ストックホルム市立図書館さて、回転ドアを抜けて中に入ると、正面に階段があります。その階段を上がっていくと、写真でよく見る円形の図書館が視界に飛び込んできます。
高い天井、そこから吊るされた照明、そしてぐるり360度どこを見ても本棚。実際に目の前に広がるこの光景に、しばし言葉が出ませんでした。

ストックホルム市立図書館

ストックホルム市立図書館本棚は3階分あります。階段を使って上り下りし、自由に見て回ることができます。
さすがに有名な図書館だけあって、私たちと同じようにカメラを手にした観光客もちらほら。

ストックホルム市立図書館目についた本をパラパラ見ているだけも十分贅沢な時間を過ごすことができますので、本が好きな人には特におすすめの場所です。
また、円形の図書室の外側に、小さな図書室がいくつかあります。
それぞれ違った個性のある図書室ですので、こちらも見に行ってみてはいかがでしょうか。

ストックホルム市立図書館

ストックホルム市立図書館iPhoneアプリ「AutoStitch」でパノラマ合成してみました。

撮影のポイント:館内は撮影可ではありましたが、念のためスタッフの方に撮影の許可をもらいましょう。
また、図書館ですので、利用者の迷惑とならないように心がけましょうね(暗くてもフラッシュなどは使わない方がいいでしょう)。
円形の図書室を撮影するには広角レンズがあると便利です。

ストックホルム市立図書館
(ス:Stockholms Stadsbibliotek 英:Stockholm Public Library)
住所:Sveavägen 73, 113 80 Stockholm
※開館日・時間は日によって異なりますので、ホームページを参考にされることをおすすめします。
https://biblioteket.stockholm.se/en/bibliotek/stadsbiblioteket


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