グスタフスベリの名作、リンドベリのテーブルウェア

グスタフスベリの名作、スティグ・リンドベリのテーブルウェア

スウェーデンのモダンデザインを代表する陶磁器ブランド、GUSTAVSBERG(グスタフスベリ)。
1825年の創業以来、今回私たちも訪れたグスタフスベリの町で、今でも伝統的な製法を守りながらセラミック製品を中心に生産が続けられています。
その長い歴史の中でStig Lindberg(スティグ・リンドベリ)やLisa Larson(リサ・ラーソン)といったデザイナーを輩出し、彼らの作品は今でも絶大な人気を誇っています。

ここでは先日のエントリー(グスタフスベリ探訪 -3- グスタフスベリのアウトレットでお買い物)で買ったリンドベリのシリーズを紹介したいと思います。

ADAMとEVA

まずは2客のカップ&ソーサー。青がADAM(アダム)、赤がEVA(エヴァ)です。
名前の通り男性と女性をイメージしており、2つで1つの世界を表現しているシリーズです。

ADAM(アダム)ADAM(アダム)。

EVA(エヴァ)EVA(エヴァ)。

こちらはティーカップなので、コーヒーカップよりは一回り大きいサイズ。コーヒーでも紅茶でも、どちらにも使えそうなので大きい方を選びました。
来客時にはやはりカップ&ソーサーでお茶を出したいものですが、実はこれを買うためにしばらく我慢していたのです(笑)

アダムとエヴァが発売されたのは1959年。1974年まで販売されていましたが一時は廃版となり、1996年に復刻版として再び生産されるようになりました。
なんと50年も前にデザインされたものなのに、今でも古さを全く感じませんね。しかも、カップの下に行くほどドットが小さくなる遠近法が用いられた、当時としてはとても斬新なデザインです。

現在グスタフスベリの敷地内にあるショップで販売されているものは、主に復刻版のB級品。
昔と同じ製法で作られている分、大量生産や合格品を作るのも難しいのでしょうね。
特にアダムはドットの色付けが難しいようで、流れたり滲んだりしてしまっているものがほとんどでしたが、状態のよいものを選んで連れて帰ってきました。
カップは口が広く、シンプルで持ちやすい形。ソーサーには深さがあって、カップを重ねたときのバランスに加えて使いやすさまで計算されています。

BERSA

BERSA(ベルサ)グスタフスベリの陶磁器の代名詞とも言えるのが、このBERSA(ベルサ)。
スウェーデン語で葉っぱを意味するベルサは、リンドベリの代表作として今でも多くのファンに愛されているシリーズです。
今回は、カップはアダムとイブに決めていたので、ベルサは22cmのお皿にしました。

BERSA(ベルサ)このデザインが合うのはやはりケーキ。大きめなので2つでも余裕です(笑)

SALIX

SALIX(サリックス)ラテン語で「柳」という意味のSALIX(サリックス)。その名の通り、手描きのようなタッチの柳の葉が並んでいます。
サリックスシリーズには赤と黒があり、一つ一つはナチュラルなデザインなのに、2色揃えるととてもモダンな雰囲気です。
当初このシリーズは候補にしていなかったのですが、実物を見て一目惚れしてしまいました。
特に赤のカップが欲しかったのですが、なんとソーサーだけでカップがない…;
黒のカップだけ買うのも躊躇してしまい、結局ベルサと同じサイズの赤のお皿を買いました。
葉っぱが放射線状に配置されていてとても素敵です♪

SALIX(サリックス)ホットケーキをのせると模様が良い感じに見えます^^
シンプルなので、普段のおかずをのせるのにも使っています。

SALIX(サリックス)サリックスの赤がすっかり気に入ってしまい、キャニスターも購入しました。
コルク蓋は密閉できるタイプではないので、食品を直に入れておくのは難しいですが、今はお薬を入れるのに使っています。
テーブルに置いておくだけでもかわいいので、とても気に入っています。

アウトレットで購入したものとはいえ、これらも正規品と同じ製法で丁寧に作られた作品たち。
実際お安いものではないので、これからも大切に使っていきたいと思います。