ヘルシンキでもストックホルム同様に早起きをしました。
まだ動き出していない街は人も少なく、空気は少し肌寒いのであまり遠くまでは行かずホテル周辺を歩くことにしました。
宿泊していたホテル『グランド・マリーナ』があるKatajanokkaと呼ばれる地域は20世紀のはじめに石造りの共同住宅が多く作られた場所で、アール・ヌーヴォー様式(ユーゲント・シュティール様式)の装飾が残っています。少し歩くだけでも変わったレリーフが沢山みつかりましたのでご紹介します。
これはアール・ヌーヴォーではありませんが、手描き感がかわいくて写真を撮りました。自転車のおじさんはこれからお出かけです。
円窓の上に植物のレリーフが。建物のドアは木製で、ひし形の装飾があります。
階の間に松の木の装飾があります。松の木はアシンメトリーです。
キノコのような形の、とても変わったドアです。ちょうどドアの上がせり出しているので、雨の日も安心ですね。
建物の上に二頭の熊を発見!そこまで古いものではなさそうな気がします。
門の上に花が描かれています。これは左右対称、シンメトリーですね!
上階の出窓の下のレリーフがとても存在感があったので近づいてみると…
たくさんのミミズクが支えていた!知らずに夜中通ったらちょっと不気味に感じるかも…
こちらのレリーフはどんぐりがモチーフになっています。樹形の表現が独特です。
紋章にも見えますが、要素が多くておもしろい。城、キツネやイタチに見える動物、魚、どんぐり。
観光地も楽しいですが、住宅地や何でもなさそうな建物を見ることで、その土地のおもしろさをまた違った面から感じることもできますね。