前回の記事(ガムラ・スタンをゆく -1- 美しい旧市街の街並み)に続き、ガムラ・スタンを歩きます。
まずは美しい尖塔がそびえ立つTyska kyrkan(ドイツ教会)へ。
ガムラ・スタンには大聖堂があると聞いていたので、最初はここかと思ってしまったほど立派な教会です。
16世紀にドイツ商人が商業協会の建物として建て、改築を繰り返して今の姿になったそうです。
大きく美しい教会を見られるのも、ヨーロッパ旅行の楽しみの一つですね。
中はステンドグラスや金の彫刻で美しく装飾され、荘厳な雰囲気。
北欧にもこんなに立派な教会があるとは少し驚きでした。
教会を出ると、こんな景色に遭遇。
オープンカフェでも何でもない道端で、観光客の往来も多い中、なぜか家族だんらん(?)の図。
おとなしくじっと座っているワンコがかわいい。
さらに歩みを進めていくと、真正面に見えてきたのはあの有名なNobelmuseet(ノーベル博物館)でした。
ここの3階にあるノーベル・アカデミーで毎年ノーベル賞受賞者の選考が行われるほか、カフェの椅子の裏に歴代受賞者がサインをすることでも有名です。
さらに、そのカフェではノーベル賞の晩餐会で出されるアイスクリームを食べることもできるそうです。
この直後に山中教授の医学・生理学賞受賞が決まり、12月に訪問されたときには、椅子にサインをするところやおみやげにメダルチョコを買われたところなどがテレビなどで報道されていましたね。
…とはいえ、ノーベル賞関係は予定に入れていなかったのでこちらはパスしました…。
ノーベル博物館の前はStortorget(大広場)。かわいい色の建物が並び、1階はカフェになっていて、今では観光客が交差する憩いの場ですが、歴史的には16世紀に「ストックホルムの血浴」の舞台となり、ここで90名ものスウェーデン人が処刑されたそうです。
毎年11月下旬からはクリスマスマーケットが開かれており、ライトアップされてとてもきれいです。
大広場から北へ向かって歩くと見えてくる、この時計塔のある建物がStorkyrkan(大聖堂)。
こちらは13世紀に建てられたストックホルム最古の教会で、国王の戴冠式や王族の結婚式が行われる場所なんですね。
外観はドイツ教会に比べると地味なので、事前にここが大聖堂とは知らず…中に入りかけたのですがあまりにも人が多くて断念してしまったのでした。
遠くからでも見える大聖堂は、ガムラ・スタンのランドマーク的存在。
以上でガムラ・スタン観光は終了の予定だったのですが、思いの外近そうなので王宮まで足を伸ばすことにしました。
» ガムラ・スタンをゆく -1- 美しい旧市街の街並み
» ガムラ・スタンをゆく -3- 王宮で衛兵交代式を見る
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